東京からお越しのご家族様と、施設で生活されているご本人様の温泉旅行のお手伝いをさせていただきました。
コロナ禍以前は、ご家族様と温泉旅行や外出を楽しまれていたそうです。
しかし、外出や面会の機会が減ったことなどから、少しずつADLや体力が低下。
今回は、数年ぶりの外泊と温泉ということで、「またご家族と一緒に過ごす時間」をお手伝いさせていただきました。
大浴場での入浴は、ADLや体力面を考慮し、お部屋のお風呂での入浴支援となりました。
事前にホテル様へ、バスボードや浴槽台を持参することをお伝えしており、快く対応していただきました。
バリアフリールームでしたが、浴室にはシャワーチェアがなく、小さなお風呂椅子では座ることが難しい状況。
フロントへ相談すると、大きな車輪付きのチェアを用意してくださり、とても助かりました。
お湯を張り、バスボード・浴槽台・滑り止めマットをしっかりセット。
温度を確認しながらゆっくり温まっていただき、洗髪・洗身を行いました。
もう一度入浴されるか確認しましたが、お疲れのご様子だったため、無理をせず上がることにしました。
入浴後はご家族様がお着替えをお手伝いされ、そのままベッドでゆっくり休まれました。
バイタルにも問題はなく、ご家族様に笑顔を見せられている姿に、私自身も温かい気持ちになりました。
「入浴できる」と「安全に入浴できる」は違う
今回、改めて感じたことがあります。
フルフラットの浴槽は、浴槽をまたぐ必要がなく入りやすい一方で、歩行が難しい車椅子の方にとっては、浴槽から車椅子へ戻る際に大きな負担となる場合があります。
昔ながらの浴槽のように、浴槽のへりに一度座ることができれば、入浴用車椅子への移乗がスムーズになることもあります。
最近では、入浴用車椅子のまま浴槽へ入れる温泉施設様もあります。
「バリアフリーだから大丈夫」ではなく、
その方の身体状況に合った環境かどうか。
そして、どのような福祉用具があれば、安全に楽しめるのか。
実際に現場で経験することで、たくさんの学びがあります。
今回も、ご本人様の負担をできるだけ少なくするために、道具を準備すること、環境を確認すること、そして無理をしないことの大切さを改めて感じました。
ホテルのご予約、航空券の手配、外泊の手続き、そして福祉タクシーのご予約。
ご家族様も、今回の外泊を実現するまでに、たくさんの準備をされたことと思います。
その中で、久しぶりの温泉とご家族との時間を過ごしていただけたこと。
笑顔を見せてくださったこと。
私にとっても、とても嬉しい一日となりました。
素敵なご家族様とのご縁に感謝いたします。
本日は施設様までの帰路の送迎。
最後まで安全に、安心してお送りいたします。🚕🍀
「行きたい」
「会いたい」
「また一緒に過ごしたい」
そんなお気持ちを、諦めなくていいように。
ケアサポート・福祉タクシー 縁は、移動だけではなく、その先にある大切な時間も一緒に支えていきたいと思っています。